気がつまった症状(気滞の症状)
鼻の裏側から喉もと(食道)、胸などの症状で神経質な人に多い。
症状
これは精神的な症状なので、人によって訴え方、感じ方が様々です。
- のどが詰まる感じ
- のどがコチョコチョする。
- のどがヒリヒリする。
- のどが熱感をもってヒリヒリする。
- のどがイガイガする。
- 何かひっかかっている感じ。
- 痰がからんで出ない。
- 鼻汁がのどにまわる。
- 鼻の奥に何かがくっついている感じ。
- 鼻汁が鼻と喉の間に膜がはるようにくっついている。
- 鼻が臭い
- 息がつまる感じ。
- 空気が足りない感じ。
- 服が胸にへばりついている感じ。
- 胸の圧迫感。
- 胸がチクチクする。
- 息が早くなる。
- 息切れ、息苦しさ(息が吸えない)。
- 咳払い、くせになったような軽い咳。
- あくび、しゃっくり。
- 声が出ない。
- 口のまわり、くちびるのしびれ。
きっかけ
多くは半年以内の間にストレスにさらされてきた人が、その状況に少しずつ慣れてきたか、見通しがついた、一段落ついた、などと緊張がほぐれてきたころに(ホッとしたとき)症状にでる。
共通の性格
几帳面、まじめ、頑張りや、完全主義、わりと頑固、神経が細やかで周囲のことに気を配りすぎる、いい加減なことが許せない、「こうあるべきだ」と枠を守るタイプ。
治療法
良い「気」の漢方薬があります。とても好評です。
- 気滞の症状は、不安(ストレス)から起きていることを自覚するのが最も重要です。つまり、精神的なことで今の症状が起きていることを認識することがまず必要です。そうしないと、ドクターショッピング(あちこちの病院や医院に行くこと)を繰り返し、ますます不安になります。そして何か体を動かしている時や、何かに夢中になっているときは症状がなく、ボーッとしている時や、テレビ、新聞、などを見ている時に起こることを、自覚しなければいけません。ここがキーポイントです。「どうして私は、不安なのだろう」と自問することが最も重要ですが、わからないときは、ウキウキワクワク(楽しみ)することをできるだけ作り、体を動かす雑用をとにかくすることです。(雑用の効用)
- 気滞には、現代医学の食道神経症や軽い鬱症状も含まれます。このような事がわかるドクターは心療内科でない限りまず、あまりいません。りっぱな病名(喘息など)をもらって薬(気管支拡張剤、去痰剤、ステロイド剤が多い)を吸入したり飲んだりしています。抗不安薬ならまだいいのですが・・・。